人と人をつなぐ子供たちの支援組織　NPO法人「グレープネット・ゆり」

NPO法人概要

• 活動趣旨
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活動趣旨

20世紀は、経済発展を優先させた結果、豊かな物質社会を築きました。
その反面、社会の基本単位である家族、あるいは親子の絆が弱まり、人間関係のほころびもとどまることを知らないのが現状です。
このような時代のひずみで社会、学校生活に適応できない、又虐待（ニグレクトやDV）に苦しむ児童、青少年が増加の一途をたどり、それが引いては不登校、ひきこもり、最終的には未就労のまま、８０・５０問題（親に寄生した状態で歳をとる）というような現象につながっています。
我々は児童支援活動を通して、不登校に直面している子供たちの中学校から高校へ進む過程でのつまずきが、その子の将来をも閉ざしかねない状況をもたらす事例を、幾度となく見てきました。
そのような子供たちに救いの手を差し伸べ、将来に希望を持てる青少年の育成に力を尽くすことが、現代において何よりも求められている活動の一つではないかと思います。
そのために由利明誠高等学院を柱として、そのような青少年育成の活動を積極的に推進してきました。
さらに、自身や家庭、周辺環境に問題があり、自宅での家庭生活や就学継続が難しくなった青少年を社会的、経済的な自立へと導く「児童自立援助ホーム」の活動を通して、青少年の最後のセイフティーネットとしての役割を積極的に担っていきます。
また、幼児、児童と子育ての大切な時期に安心で豊かな親子関係を構築するためのメソッドを「子育て講座」や「児童相談センター」での相談業務を通して、保護者への支援を行い、子育て期間全般の支援を行います。
その他にも、互いに助け合って生きていくという共生の精神の元、災害救援の出動準備を整え、有事（災害時）には積極的に活動を展開していきたいと思います。
以上のような活動を通して、地域社会に貢献していくことを趣旨とします。